
Title | : | 黒豹の帝王と砂漠の生贄 (二見書房 シャレード文庫) |
Author | : | |
Rating | : | |
ISBN | : | 4576141104 |
ISBN-10 | : | 978-4576141107 |
Language | : | Japanese |
Format Type | : | Paperback Bunko |
Number of Pages | : | - |
Publication | : | September 1, 2014 |
黒豹の帝王と砂漠の生贄 (二見書房 シャレード文庫) Reviews
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「愛」を知らない黒豹カイルの心が、意外に純真無垢でビックリしました。
でも元々獣な為に(知らないが故の)残酷な言動で、立樹をかなり傷つけてしまいます。
この辺が痛ましく☆が一つ減ってしまいましたが、彼なりに少しずつ身をもって「愛」を覚えていく後半は、とても良かったですね。
個人的には、後半のカイルの言動が特に好きです。
一方、立樹も「愛」というものは経験がないので知りませんが、なんとなく知識はあります。
彼の方が(さすが人間の血が混ざっているだけあって)理解も自覚するのも早いです(笑)。
結局、先に理解した立樹が獣のカイルに「愛」を教える話・・・という事になるんでしょうかね?
モロッコ&砂漠を舞台にした豹と半人半豹(?)の恋物語。
獣好き、異母兄弟もの好きな方は、必読の価値ありですね。 -
人間に変化できる豹の一族の孤独な帝王カイルが、獣思考から人としての感情へと変わって行く様と、それに戸惑いながらも愛情を募らせて行く立樹の姿にグッと来ました。
当初から『つがい』は、お前しかいないと言ってた意味がラストの種明かしではっきりします。
そこ、切ないです。ちょっとジワッと涙腺に来ました。
宝石云々はオチが読めてしまってましたが、まぁそれで立樹が日本に帰らず一生添い遂げる覚悟が着いたので良しとしましょう(^^;
なのでハッピーエンドなんですが…両手を上げてハッピーかと聞かれるとちょっと微妙と言うか…心に風が吹き抜けると言いますか……なんか、そんな感じです。
途中獣〇なシーンもありますが、話の流れでは必要な感じですし、グロくはありませんのでご安心を!
あと、イラストも流石です!綺麗だし、イメージにぴったりだと思います(^^)v
なら、★5つで良いだろう!?って感じなんですが…『二人の未来は物凄く幸せだ!』感が見えなかったので、4.5で!m(__)m
いや、嫌いじゃないですよ?しっとりしたお話(笑) -
お話やキャラクターはよかったです、イラストもきれいだし、あらすじでいいなーと思ったなら安心して読める感じではないでしょうか
ただ、ラスト結ばれはするんですが、ハッピー成分が足りないというか。
そんな感じはしてましたが、ちょびーっと寂しい気がしました。 -
情景などの描写が途中まで凄く丁寧に書かれていたのに、後半あまりにも雑でがっかりしました。
正直主人公が再度囚われる展開は書ききれないのならいらないのでは?と思ったほどに。